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成田発→ニューヨーク行。 2012/06/202013/05/14

渡米後のジャズ。2012年6月22日

犬の輸出検疫証明書

成田検疫所でジャズの輸出手続きの検査を受けるために余裕を持って前日に成田空港入りした。 その日、よりによって台風4号、関東直撃の予報が出ていた。

犬同伴のホテルは成田空港周辺では現在ではどこもなく、民家兼ペットホテルのアットホームなエルちゃんハウスをネットで知り、そこでジャズを預かってもらった。(たいへんお世話になりました!)

台風は速度が早く明朝には通り過ぎていたが、 蒸し暑い空気と日差しを残し、朝からの想定外の暑さになってしまった。 ぺットの預かりについて、7月1日~9月30日の間は短頭種犬の預かりが中止されている。

『上記期間以外でも気温が高い時期のお預かりは、ペットの健康状態に影響を与える恐れがありますのでご留意ください。』と注意書きがある。

一難去ってまた一難だあ。 朝からANAに電話で、そしてチェックインカウンターでも飛行機の中でもアテンダントさんにも  ”この想定外の暑さでボストンテリアの短頭犬でたいへん心配しています”と犬との同伴をアピールしまくっていた。 チェックインカウンターでジャズを引き渡した時、私の感情の高まりはピークに達してた。 実際の状況には及ばないことは分かっていたが、客室で聞く飛行機の音をYouTubeで探し、 それを毎日ジャズに聞かせてトレーニングさせていた。効果があったかどうか分からない。 ジャズの恐怖感を思うと機内では涙が出てしかたなかった。 あとはジャズの生命力に託して無事を祈るだけだった。 1時間くらい飛行してシートベルト解放後にお昼ご飯のアナウンスがあり、 それからしばらくして機長のアナウンスで”エンジンの発電機の1つに異常発生の為に引き返すことにします”。 えっ!今度は何に!?こんなのあり!?これはヤバいのだろうか!?墜落するのかなど思いながらも、 私の心配事は実際ジャズ優先だった。なんのために直行便を選んだんだあ!

この想定外の猛暑日と想定外の成田空港へのUターン。

成田空港へ戻ってから、犬に会いたい要望を聞き入れてくれて会う事が出来きた。 水を与えたけど少しだけでそれ以上飲もうとしなかった。 辛抱強いジャズは何かただ事ではないけど、おにぎりママを信じて耐えるのだって感じだったと思う。

結局、機体を変えての仕切り直しになった。

NYは36°の気温だとアナウンスがあった。

これまたNYも想定外の暑さになっている! スタッフの人が犬の面倒を見ているから安心して移住ビザ手続きを済ませて下さいと言ってくれた。

しかし私は自分のビザよりジャズが心配で仕方なかった。パスポートコントロールの審査官の人にも私は犬同伴で犬が本当に心配でならないと言うと犬は大丈夫心配いらないからと別室まで案内してくれて、 マジに私の心配が伝わっていたと思う。なんだかビザの手続きも早く終わったような感じがする。

そしてジャズとの再会。彼は元気だった!ANAのスタッフの人がジャズをちゃんと連れ出してくれていて保護してくれていた。 私がジャズを抱きしめるまで見届けてくれた。 再出発という大きなアクシデントでジャズはトータル20時間以上は拘束されたと思う。 その恐怖感と不安感と戦いながらじっとして耐えたジャズ。 水は1/4くらい飲んでいただけで一切ケージも汚していなかった 。

ここでやっと迎えに来たサンドイッチにも会えた! すぐに排泄させるのにNYの空港の外へ。いつもと変らない動きで排泄を済ませてくれて本当に安心した。

サンドイッチのお兄さんが住むNYの Bronxへ寄って、そこからサンドイッチのママが住むLenoxへ向かった。夜の11時に無事に到着した。

私はデジカメを持っていたにも関わらず、成田空港でもNYでも見事に一枚も写真を撮っていないのだ! 私自身があまりにも余裕なくそういう頭になっていなかったんだと思う。

ホントに残念。撮っておくべきだった。