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what's happening 無力な行く末だけど今を生きてます”わたしの小さな家族たち”2015/03/14

what's happening 無力な行く末だけど今を生きてます”わたしの小さな家族たち”
母がお世話になっているグループホームでは事務の人が入れ代わり立ち代わり

辞めてしまうという悪循環が続いています。どうやら介護スタッフの人たちも

含めて人材不足が現状のようです。認知症になってからすべてがポジティブな

母の様子からは何やら物騒がしい施設内の実体をうかがい知ることは出来ません。

職場の人間関係と内部統制がとれない慢性的問題は明らかにトップの者が何かし

らの欠陥を抱えているのが伺えます。事務の引き継ぎのために以前辞めた人が

今、穴埋めしてくれていて その人から聞いた情報では 入居者の一人が他の施設

へと移っていったそうです。想像以上に深刻な事態なのかもしれません...。

一度歯車が崩れると収拾がつかなくなり修復するのが難しい影響下で無抵抗な

母を預けていることの心配は尽きません。そんな中でも母の様子は幸いに今も

変わりなく、”とてもよくして頂き元気に過ごしています。心配ないです。”

いつものように私にも笑顔と敬語で答えてくれるのが唯一の救いでもあります。

さて、

アメリカのママとはこの極寒の冬は週一に会うペースになってしまいました。

ママの住む地域の小森は雪で塞がれてしまって入ることが出来ずただ住宅街を

抜けていくだけのあまりにも単調でちょっと長い道のりになってしまうゆえに

この冬場はケネディパークへばかりとすっかりとママとも遠のいてしまいました。


気丈で活動的なママは目が不自由になってからままならないことが多々あるなか

相棒に”いつ死んでもいい”と漏らしているそうです。幸いママは恵まれた環境で

の老後生活ですので、あとは気持ちが枯れていかないように私たちが出来るだけ

フォローするのがママへの孝行だと思います。

拙い英語力の私でも慕ってくれているママです。雪が溶けるころには再び

ママのところへ通い ささやかな交流を再開したいと思います。

さて、

相棒は私を含めた行く末を悲嘆して気が滅入ることが多くなってきました。

例えばママのように不自由になったら生きていたくないので自ら死を望むと

私に断言しています。切ないですが、私自身返す言葉も励ましも見出せません。

ただ相棒に強調して言えることは”行く末なんて本当のところ誰にも分からない

のだから とにもかくにも今を精一杯生きるだけ!” なんとも切ない話ですが。


アメリカ人らしく妻のよき夫でありたい意識が強いのですが自分の不甲斐なさに

妻の私がすっかり失望してしまって気持ちが離れていっているのではと内心心配

でもあるようでした。う〜ん、確かに無感覚になってしまったり逆に欠点が目に

ついたりと色々とありますが そこはお互いさまってことでもあるだろうし...


こうして異国のアメリカ生活が出来るのも相棒のおかげでもあり なんのなんの

低空飛行でも退屈することもなく私なりに楽しんで過ごしております。


そんな元気のない相棒に心がける一つに まずはアメリカ式のいってらっしゃい&

おかえりなさいのアメリカ文化のハグを忘れないようにすること。

ハグしながらあいさつをすると”サンキュ〜”と振舞ってくれる相棒です。

さて、

私は根幹治療がまだ終わらず、当初は一ヶ月の経過検査後に本詰めするのだと

思い切っていましたが、再び5月に経過検査となりました。そして昨日、

その歯の仮の詰め物が本詰めを待ちきれずに取れてしまいました。すぐに予約を

入れて再び付けてもらいました。なんだか歯のトラブルが多い私ですが 日本へ

一時帰国する前で結果的にはよかったのかもと考えました。 アメリカで、

こんなにも歯医者さんにお世話になるなんて夢にも思っていませんでした。


行く末を夫婦一緒になって思い詰めて滅入ってしまっては痛まし過ぎます。

なのでせめて私は平ちゃらっド根性を優先させてやっていくことにしています。


ま、「Que Será, Será」で ...そんな感じかな。