シリアスな事態に想いを寄せて ― 2016/09/15
何も成す術もない私とオータムは、沈痛な面持ちで自宅待機しています。
ママの緊急入院から、自分の意思で手術を拒否してから丸一日が過ぎました。
骨盤骨折に伴うものすごい痛みに対し強い痛み止めを投与する処置をとり、
昏睡状態のように眠り続けているママです。
昨日仕事から帰って来ると、もしかしたら今夜が山になるかもしれない状況を
ナースから知らされました。
電話の様子を聞いていて、私はすぐさまオータムを連れ立つ準備を始めました。
しかし、レノックスでお世話になっていたオータムのデイケアに電話が通じず、
他を探す余裕もない相棒、そして実際にはママの様子がどうなのか分からない
ことを考慮して相棒の判断で、とりあえず私はオータムのために家に残り
自宅待機することになりました。
相棒、お昼もバタバタで食べられず夕飯も食べないまま夜の七時に家を出て
ママが入院している病院へと向かいました。 深く眠り続けて、呼びかけにも
全く反応しないママの状況です。 昨夜はほとんど寝ていない相棒で、
病院の近くのモーテルに宿をとって待機しました。
早朝になって薬が切れてか目が覚めたママは、相棒の名前を言ってどこに居るの
か聞いたらしいです。しかし相棒が朝、面会に行った時には再び痛み止めで
深い眠りに入ってしまったママでした。
どうにもこうにも落ち着かない私ですが、しっかりしなきゃと自分に言い聞かせ
ながら過ごしています。そして、ママから譲ってもらっていた数冊のアルバムを
見ながらママへ思いを寄せています。私の好きなママのこの写真を取り出して
ベットから見えるところに置きました。ベッドの上にアルバムを広げてママの
90年の人生の足取りを垣間見ながらママのことを側に感じながら、
昨夜は私も寝付くことができました。
・・・これでママとお別れなんだと思うと涙がこみ上げ止まりません。
そして、相棒の事がものすごく心配です。
仕事のことママのことできっと相棒の許容量を大幅に超えてしまっています。
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