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対照的な性格のちぐはぐ兄弟2016/09/22

対照的な性格のちぐはぐ兄弟

ママのアパートの私物を整理する日に懸念を抱く相棒で、お兄さん夫婦より早く

行って引き取れるものとGoodwillに持って行く物を事前に分けたいと言いました。


何故なら、彼らは主情的なものの見方が希薄で、作業を早く終わらせるためにも

容赦なく全部捨ててしまうと言います。それとは対照的に大切なママのモノで

使える物は出来るだけ残したい引き取りたい気持ちで一杯の相棒でした。


ママはおしゃれな人で特にTALBOTSがお気に入りでした。私も出来るだけママ

の物を引き取りたいと思い振り分けて、私のスタイルとはかなり違うのですが、

私にも着れそうなカジュアルな服を4点くらい確保しました。

あと、ママの手の温もりが染み付いた手袋もゲットして感傷的な私は大満足!


娘を伴ってやってきたお兄さん夫婦と入れ替わるように私たちはGoodwillへ

ダンボール4つ分を持って行き、ランチを済ませてKimball Farmsへ戻りました。


するとすると相棒が言っていたようになんとなんとほとんど片付いていて、

Kimball Farmsで引き取ってもらう家具やちょっとしたもの以外は全て大きな

ゴミ回収用コンテナの中に収まっていました。しかし....................... 待った!

ママが最後まで使っていた貴重品の入ったハンドバックがありません。なんと!

中身だけ抜いて捨てたそうな、一台のコンテナはすでにいっぱいになって持って

行ってしまった後で、もう一台を相棒と探し始めるとなんとお父さんのフレーム


付き写真が無造作にも捨てられていて、そのあり様に落胆しきった大の大人の

相棒が写真を拾い上げながら子供のように泣きべそかいてしまいました。

この光景を見ていて、決して笑う場面ではないのですが、その場面を振り返る

たびにその対照的な兄弟のあり方が何故か可笑しくなってしまう私でした。


私、執念で全部ゴミとなった物を移動しながら探しました。幸いにもそこに

あった時はホッとしました。フォーマルな装いの時に使いたいと思います。


相棒とママ曰く、お兄さんはどんな話題にもいつも曖昧な口調で答えるだけで

ほとんど話したがらず、性格的によくない面がかなりあると言います。

私が肌で感じる限りはそんな風には見えないんですが、私の英語理解力では

やはり細かいニュアンスが全く伝わってこないのかもしれません。


お兄さん夫婦は奥さんがいつも怒っている感じでいがみ合っているそうです。

この時も、大きな声で一言 ”CD!” とお兄さんの何かの問いかけに奥さんが

言い放していてビックリ。もちろん彼らは社会的に問題のない立派な人たちで

すが相棒とママ曰く、彼等は娘も含めて淡々として情が薄く話するのが難しいと。


それを言ったら、私の方も見事に対照的な兄妹で絶縁に至った関係上にあります。

私の兄夫婦も社会的に問題のない人たちなのですが、娘を含めて英語以上に話す

のが難しくコミュニケーションが成立しない人たちと言ってしまう私ですが、

どちらにも言い分があるものでしょうが、これは永遠に相容れないちぐはぐな

血縁関係で、それだけに悲しくも厄介なものを心中に抱えてしまっています。


私の兄妹関係ほど表面的にはもちろん悪くはありませんが、相棒曰く 私たち

兄妹と似た関係の傾向にあると言っていてママが居なくなった今後は付き合いが

お兄さん家族次第ではもっと希薄になっていくかもしれないとも言っています。



相棒にとってのママの存在は、親友のようになんでも話が出来き客観的な視点で

適切なアドバイスをしてくれる時別な人でした。

一見そんな母親と息子の関係を単にマザコンと言う人も居たりしますが、

私自身が一度もそんなマイナスイメージの印象を持ったことがありません。


つい最近聞いたことで、相棒には思春期の反抗期が全くなかったそうです。

大学生になって親元を離れて暮らすようになってもガールフレンドが居ても

長期休みは必ず実家に戻り大好きな両親と過ごすことを好んだそうです。

相棒とは対照的なお兄さんは、実家に戻りたがらず戻っても家で過ごすのを

好まないようで外出が多く、親に自分の事を話すのを好まないといった子供で、

これはどちらかというと私も含めてこのタイプの子供の方が標準的だと思います。


相棒はちょっと変わった子供だったのでしょうか子供時代から友達は少なく、

唯一親友と言えるのはボリビアへ行った時に友達になったボリビア人だったそうで

自分の人生には友達らしい友達が存在せず、友達が欲しく試みてみたけど、

断片的な付き合いだけで続かない、何故だか分からないと語る相棒でした。


ママが他界してから相棒の中でいろんな葛藤が始まると同時に、

言葉の壁を超えて私ともっと向き合って話をするように努め始めています。

今まで聞いたことのないことを話すようになりました。

私とのコミュニケーションを豊かにしていきたいと実感しているようです。


ただ、相棒の仕事があまりにも忙しく帰ってきても相変わらず夕飯後には

休むこともなく仕事を寝るまでやるペースが日課になっています。