妙な懐かしさに高揚する気分のもと ― 2017/04/06
普通は日常の忙しい生活の中で見過ごしてしまいそうな小さな小さな情景に、
より一層と心を動かされたりすることが多くなってきました。
それだけ多くの時を重ねてきたのか、それとも感性が研ぎ澄まされれてきたのか、
時に郷愁をそそられる思いになったりと、何れにしても発見的で感動的に日々を
内面化する意識が強くなってきた傾向にあるようです。
心的エネルギーがすっかりと枯渇していた昨年から気持ちが落ちるところまで
落ちてしまえば後はその空っぽの中から抜け出すだけです。
駄々っ子な自分に見切りをつけられてからは随分と気が楽になった感じがします。
ささやかなことにも感謝できるようになるし、多くのことを望まないようなるし、
小さなことにも感動ができるようになるし、こうしたことで随分と慎ましやかな
気持ちになって精神的にとても楽になっている感じがします。
この謙虚さからでしょうか、こんな小さなことにも高揚感を得てしまいました。
それは、
R.Iにあるアジアンマーケットまでお米がなくなると買い出しに行きます。
30分で行けるので今まで住んだ地域で一番近くって助かってます。
今まで行ったアジアンマーケットにはどこにも置いてあるのでしょうが、
目もくれず、竹輪を買って食べようって発想が今まで全くなかったんですね。
ですが突然、マーケットの冷蔵庫にあった竹輪が目に飛び込んできました。
”あっ、ヤマサのマークのち・く・わ…あぁ〜そのお姿が妙に懐かしぃ〜”
5年振り、いやもっと食べてないだろうこの竹輪の味、地味な話ですが、
すっかりと郷愁をそそられてしまいました。 始めはスナック感覚で丸かじり
して、次にきゅうり入れて醤油で食べたらこれが実に美味しんですね!
昔、母が買い物してた頃は冷蔵庫でよく見ていました。 日本に住んでいた時は
私には決して特別な食べ物でなかった竹輪なのに、も〜病みつきになりそうな、
なんてノスタルジックな姿と味わいなんでしょう〜か!
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