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アメリカで初めて過換気症候群発症2018/09/11

アメリカで初めて過換気症候群発症

私が物心がついた頃から自覚する悪い癖の一つをあげるならば、

それは物事が自分の思い通りにならないと、ヘソを曲げてしまうことでしょうか。


決して泣きもわめきもしないんですが、その分それが知らずしらず鬱積して

隠れストレスになっているのかもしれません。


初めてこの過呼吸発作を経験したのは、37歳くらいの頃だったと思います。


急に息が苦しくなって呼吸困難のような症状で、これで死ぬのではないかと

言う、今までに経験したこともないようなその恐怖感に襲われました。


その当時の夫が運転して、当時住んでいた立川市内の救急病院へ、 その時の

夜間当番医が私を診てから、「自分の性格はどんなですか〜?」 な〜んて

苦しんでいる私に、唐突に言い出すので、(自分の性格なんて...何それ〜...)

言葉を詰まらせているとですね、何と、「分からないってことですね。」

な〜んてさらっと、その担当医が言い放すではありませんか!


それから、初めて聞く「過換気症候群」と診断されて、おまけに その担当医に、

「若い人に多いんですが、あなたの年齢では珍しいですね」言われて、

なんてステレオタイプな失礼な医者だと思ったことをよく覚えています。


当時はパソコンもなく情報が得られないので、納得するために幾つか病院を

変えて診察してもらうと、やはり「過換気症候群」でした。


それから、フィットネスに通って運動やヨガを始めるまで、数回の大きな発作と

安定剤に頼る生活が続きました。


今では、一切安定剤を飲まなくなりましたが、その残った安定剤をお守り

がわりに保存しています。それほどの恐怖感を伴う過換気症候群の症状です。


そして、相棒と結婚した9年前、日本に住んでいる時に、ある夜ひっさしぶりに

過換気症候群の症状で相棒に運転してもらって救急病院へ一度だけ行きました。


今回、過換気症候群の症状に見舞われたのはその時以来のことでした。

今回のはこれだけが要因ではなかったと思いますが、小さな小さな何かが蓄積した

結果だったと思います。


いつもと変わらず、仕事へ入った日、何とお皿を洗う肝心なマシンが故障して

使えなくなっていました。 修理人が来てみていたのですが、部品の取り寄せが

出来ず今夜は直せないと言うことでした。


なのでその日は、ハード部門のシンクの方を共有して手洗いで洗うしかありません

ので、これはかなり気合いを入れて取り掛からなければ営業継続に支障をきたし

てはいけないと思った私は、二人の皿洗いがやって来てハードの方についた時に、

今日はマシンが使えないので協力しあってやろうね〜と強調して、次々に運ばれ

る汚れたお皿を何回にも分けて手運びしたりと段取っていました。

するとですね、私の次に古株になった一人の高校生なんですが、この緊急事態にも

関わらず、まるで他人事のような彼のマイペースなスローさとおしゃべりの多さ、

もう一人はあの無口なジェイソンだったんですが、

大学生になったばかりで彼とも年齢も近く、その彼に影響されてか同じペースに

なってしまっていました。このお皿を洗いたいんだけど、今出来る?と聞くと

ですね、う〜ん、今じゃなくあとでと言うので、さらに運ばれて置かれたお皿を

移動したりしていました。 にも関わらず、まるで私にもお皿の方にも眼中にも

ないかのように、シンクの前で二人並んで急ぐ様子もなくスローペースのまんま、

ずーっとおしゃべりが止まらないって感じで、全くこの緊急状況を把握していな

いようではありませんか!


きっとこれが標準的な気の回らない一部のアメリカ人の仕事姿勢なのかもしれ

ませんが、それにしてもこの緊急事態をどう感じてるのって思わせるような

その姿勢にイラッつき始めていました。 その時、急に胸の痛みを感じそれから

ちょっと息苦しくなって来て、ヤバい、、治りませんでした。早退した方がいい

かも、、でもこの事態で私が抜けてしまったら、、でも変いつもと違うと、、、

一人で躍起になってるような自分が滑稽にさえ思えてしまいました。


キッチンマネージャーがお休みの日は、その最低の役割を同じ調理人のスコット

が全て見ますので、彼に、この緊急事態で大変な時に役に立てなくて申し訳ない

けど、胸が苦しく...具合が悪くとても変な気分なので早退したいことを告げまし

た。それに加えて、彼らはずーっとおしゃべりしているし、仕事も遅く協力的で

ないことも付け加えました。その部分はスコットは分かっているようでうなずい

ていましたが、日本の職場のように注意したり怒る光景を見たことありません。


家に着いたのが6時過ぎ頃、全身の痺れ感が治らず呼吸の乱れも治りません。


相棒が図書館の仕事を終えて帰ってくるのが8時過ぎ、 早退してもらおうかと、

でももう少し辛抱すれば帰ってくるからと、葛藤すればするほど呼吸が乱れた

りして不安が増してしまい結局、電話を入れて早退してもらいました。


それから救急病院を探して家から30分くらいの場所にあるのを確認だけして

もう少し様子を見ることにしました。

なぜならやっぱり、金銭面を考えると日本のように簡単には行けません。

その不安を口にすると、相棒はお金の問題はどうでもいいので考えなくていい

と言ってくれたこと、それは普通に当たり前な事なんですがホッとしました。


それから、職場で何があったか吐き出すように相棒に話をしてから、何と気分が

少しずつ落ち着いて来ました。


次の日も仕事だったのですが、今までになく本気で行く気になれず、

相棒のススメもあって欠勤の電話を入れて休むことにしました。


そして、体調も戻り先週の土曜日いつもと変わりなく出勤するとですね、

キッチンマネージャーを始め多くのスタッフに、もう大丈夫? と声をかけられ

ました。


オーナーにも、まさか早退の原因はマシンが原因だと思ったんでしょうかね、

マシンは直ったから大丈夫よ〜なんて言われてしまいました。


スタッフたちの私への声かけの様子から、 もしかしたら、私が怒ってただ単に

気分害して早退したみたいな噂になっていたような雰囲気もしないでもないん

ですが、、、 確かに過換気症候群の引き金はそれだったと思いますが、、、


もうすぐ勤め始めて一年になります。ま、色々とありますわね!

一部を除いて、一般的な職場では比較的マイペースなアメリカ人社会ではないかと

思うのですが、その分、 幸い誰も嫌味を言う人もなくやり易いって言えば

やり易いのですがね。やっぱりその仕事姿勢には、日本人として度々イラつく

ことありますわ〜