気持ちは四十九日、ひと区切りつけて。 ― 2013/05/13
日本で買った7㎝くらいの御香を4等分の長さにして朝夕あげている。
煙探知器 が作動しないように神経を使う。
煙探知器が作動して消防車がやってくる騒ぎが 結構あるからだ。この敷地内アパートは3階建てが12戸あり、去年引越して来て私が知る限りでも4ヶ月の間に、隣りのアパートが2回、他の棟で1回、私たちの棟で3回もあったのだから飽きれてしまうくらいだ。たいがいは料理して煙を出してしまったとかのパターンらしく、御香の煙くらいでは鳴らないだろうが、心配性の私としては念のために注意を払ってしまう。
今日は仏式で言うジャズの四十九日になる日だった。
遺骨は骨壺ではなく、遺灰になってこの木箱に納められている。
今年になって自然に抜け落ちたジャズの歯をなんとなく捨てそこなっていた。
今日、その歯をアパートの敷地内にある松の木の下に埋めることにしていた。
私は、松の木の下に屈んで”ジャズ安らかに”と手を合わせた。
サンドイッチは、手にキスしてその手を土に軽く当てていた。 ジャズを失った悲しみは薄れることはないけど、気持ちは四十九日だった。 天国へ旅立ったジャズ。
そして、今日、12日はアメリカでも母の日であった。
毎週土曜日に、スカイプで母と会っている。
ちょうどその時にグッドタイミングでアメリカから手配した花が朝届けられた。
季節感や日にちの感覚は失ってしまっているが、母の日だよと言うと、”まあ、奇麗な花をありがとうございます”。時々こうして私にも敬語になる母。ジャズは元気?と聞いてきた。ジャズの事を忘れていなかったんだ。ジャズ死んじゃったよ。”えっ..ジャズが死んじゃったの”と何度も繰り返して大泣きした母だった。 お母さん、ジャズのこと覚えてくれていてありがとう!
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