皿洗いの仕事でも続けられるワケ_アメリカで働くイタリアンレストラン ― 2018/04/03
レストランでの皿洗いの仕事に就いて7ヶ月目にはいりましたが、高校生や大学生
年代の若者達と一緒に、ま〜よくやってるな〜って、我ながら感心しています。
きっとこんなにストレスのない内容と職場の雰囲気の良さはそう他にないだろう
と思うのと、もしここを辞めてしまったら、限られた条件の私にはアメリカで
出来る仕事を探す難しさ、次はないと言っても過言でないのが大きな理由ですね。
ファミリーで経営するこのイタリアンレストランでは、皿洗い部門を除いた
他の仕事では長〜く働く人達が多くスタッフの質がいいのも利点です。
私がまだまだ若いなら、仕事へのやり甲斐を求めて皿洗いのままでは居られない
かもしれませんが、今となっては、この人との競い合いのない容易いポジション
が実に心地よいのであります。そして、皿洗いでもきちっと評価してくれる
態勢のある職場ですので、責任と張り合いを持ってやって行くことが出来ます。
月木金土と4時から10時半前後まで皿洗いのパートタイマーで働いていますが、
時々、キッチンマネーシャーからの出勤リクエストがあり出来る限り答えるよう
にしていて、今回は日曜日がイースターになり、出勤要請がありました。
そして、イースターの日、今までにないびっくりする程の忙しさでした!!!
この日のために総勢皿洗い6人全員がかり出されていました。
前日、明日はクレイジーな日だと皆んなが言っていましたが... 4時に入った時、
いつものように挨拶するような隙もなく、すでに殺気づいたような厨房内は
まるで戦場のような雰囲気で、 洗い場は今までで見たこともないようなお皿の
山積み状態、更に次から次と運び込まれるお皿にグラス等などなど置く場所も
ないくらいの慌ただしさで、調理人アシスタント兼皿洗いのベテランのスティーブ
と私二人で片っ端から片付けていきました。5時になってフィリピンガールズ
がやって来て、黙々とひたすら働くグロリヴィがマシンの方へ入りました。
仕事の流れがスムーズに行くようにあれこれ指示しながらやるのですが、
う〜ん、まだまだ慣れないせいか、言わなければどうしても一箇所だけを黙々と
やるだけで仕事の流れに目がいかないようです。たかが皿洗いでもマシンの方は
ハード部門と違って、ただ洗っているだけでなく、段取りよく気を回しながら
やっていかないと、他のポジションにも支障をきたしてしまいます。
あれもこれもとやらなければならないことが結構ありますので、
それに慣れるまで時間がかかるタイプなのかもしれません。
グロリヴィは肌の色も日本人に近く顔立ちがまるで日本人のようなつくりで
聞かなければ日本人っ?て感じであります。 もう一人のフィリピン人らしい
顔立ちのマリアは、入って来た週の次の週に6日振りに会ってすぐに、
グロリヴィとは対照的なフレンドリーなマリアですが、彼女たちは義姉妹だそう
です。いつも15分の休憩は彼女たちだけ二人で一緒になっていて、家族愛の
絆が強いお国柄でしょうか、仲も良さそうで羨ましいです。
職場で人間関係の悩みやストレスを持ってしまうと仕事が続けられなくなること
があります。
このレストランの人材の年代層は偏ってなく10代から70代で、おそらく年長の
シェフは70歳前半くらい、なのでレストラン内は皆んなファミリー的感覚で
和気藹々です。年齢と立場を超えて関係性が上手くいくのも、このレストランの
人々と接している範囲の感想ですが、アメリカならではないかと思っています。
厨房内の若い調理人たちもそれぞれに個性があって、キッチンマネージャーと
紅一点が40代、30代前半と20代で、皆んな揃って嫌味なく感じがいいです。
この傾向はなんてったって、キッチンマネージャーが人間的に優れているので、
そう言った人材が自然と定着して行くんだと思います。
そんなワケで、このレストランでの人間関係で嫌なことは全くないと言っても
過言でありません、どんなやり甲斐のある職に就いても、人間関係で問題を持っ
てしまうと心が壊れてしまうことはよくある話です。
信じがたいような人達が職場にのさばっていたりで私も日本で辛い思いをした
事がありますので、アメリカで標準的な素晴らしい人材が揃ったこのレストラン
に巡り合って本当に私はラッキーだった思います。
なんだかですね、そんな人達が集まるこのレストランに愛しささえ感じるように
なっています。あまり忙しくない手が空いた時は、この器具は70年近くも前から
使ってきているのかな〜とか今はもう見えない、ヒト・ コト・モノを色々と
想像しながら色んなところをキレイに心を込めてお掃除して磨いています。
なんてったってイタリアから移民してきて、1950年創設してから現在で三代目
のレストランです。 そう考えただけでも、大袈裟かもしれませんが、
ここに人々の歴史ありではありませんかね。
私にとってもここは終の職場になるのかもしれません。
そう思う程に愛情が湧いてくるではありませんか!
年齢問わず体力が続く限り出来る限り働いていきたいと思ってます。

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