マサチューセッツの小さな町で2013/05/09

東海岸に位置するマサチューセッツの小さな町、Haverhill(ヘイヴァーヒル)で私たちは去年の8月から住み始めた。Bostonから近郊列車があり終着駅になるHaverhillまで1時間くらいのところである。 当初この町の雰囲気と全体像を自分の目で観察したく四方八方と歩き回っていた。ボストンでは実に多くの人々がジョギングしているのを見るが、この町でジョギング、ウォーキングする人たちは少ない。恐らく私はこの町では一番歩いている日本人ではないだろうか。
寒い冬が到来した頃から町の中心地の周りをウォーキングするようになった。 列車の鉄橋と平行にある橋を渡って対岸の住宅地を通り抜けてもう一つの橋を渡りきるとダウンタウンにつながっていく。17世紀〜19世紀には産業で発展した歴史のある町で、皮なめし工場、アメリカの大半の靴や帽子の製造やらで栄えていたらしい。今も工場の跡らしき建物が幾つか朽ちたまま残されている。FRPの靴のモニュメントが数カ所設置されていたり、ビルの壁面に靴屋さんの絵がペイントされていたり、リンカーン大統領が訪れたのを記念して ペイントされている壁などがある。19世紀の初頭には衰退してしまい、それ以上発展することがなくビルは残されたままになっているんだろう。上階部分の窓ガラスが割れたままになっていて

1階の部分を改造してお店や事務所として使っているようだ。
1882年と刻まれた町の中心にある建造物で当時のホテルが今も残されている。130年以上の時を経た今、ここで私たちの小さな物語りが始まっている。当時のこの古い写真を見ていると今にもタイムトラベルしてしまいそうな感じだ。

ダウンタウンの町並みを抜けたところにあるRiver Parkのベンチで一息つき15分くらいの道のりをアパートへと帰っていく。

お留守番していつも待っていたジャズに今日も “Hi Jazz、I’m home!”