小さな森のある生活の光と影 ― 2017/09/06
築38年の年月を経てゆく住まいに、人生の光と影が織りなす日常空間と自然の
光と影が織りなす心地よい森の空間とに共存しながらここで過ごしたであろう
色んな人々、時とともに過ぎ去り消えてゆくもの、目に見えるもの目に見えない
ものとが現実と想像との中で交差しては、しみじみとした気持ちになったりして
います。
森と言うには規模が小さいかもしれませんが、私たちの家の敷地に生息して
伐採されたことのないような自然のままに近いこの森と共に、この先の年月を
どれだけ過ごしていくのでしょうか、
自然のままでいいのですが、やっぱり裏庭になるこの小さな森に手をかけたく
なります。そう言っても、私に出来ることはお掃除して整備するだけです。
あちこちに倒れて横たわったまんま放置されて朽ちている木々、
時代の流れと死を象徴しているようであり、儚い時の流れを木にみます。
倒壊した 小さな木だけ移動しました。そう言えば、ついこないだ近所で
倒壊した大きな木が家の一部を塞いでいました。自然と共存するアメリカでは
こんな光景はそ〜珍しいものではなく、これだけ木々に囲まれていると
風が強い日は心配になったりもします。明日は我が家だったりの環境であり、
例えあっても家が崩壊しない程度であることを祈るだけです。
森の中には枯れ落葉や枯死木が堆積していて、その中に放り投げるように
釣り竿が捨ててあったり、 プラスチックや缶などが土に埋もれていました。
こんなことを平気でするのは私たちのこの家の売り手に違いないと思っています。
ゴミを取り除き視界を遮っている不要な枝を取り除いたり私に出来る範囲で
共存していくために森の大掃除をしました。ちょっと見た目にはなんの変わり
ばえもしないのですが、手がけてきた私にはその違いが一目瞭然です。
無造作にぼうぼうに伸びた髪の毛や髭を剃った後のような爽やかさがあります。
落ち葉はやがて土となって樹々にとっては栄養豊かな肥料になるのですが、
森の中を歩くために蓄積放置されていた落ち葉を取り除き 散歩道をつくりました。
何の変哲もない小さな森に愛情を感じながら毎日眺め心落ち着き、
こんな小さな森ですら視覚的にも心理的にも穏やかな気持ちを与えてくれます。
何年ぶんの枯れ葉が蓄積されているんだろうと思うくらいあって
かなりの重労働になりましたが、やった甲斐がありました。
枯れ落ちた沢山の枝々は暖炉の薪にすると言って相棒が担当します。
暖炉のある穏やかな雰囲気を味わうくらいなので、セントラルヒーティング+
この程度の薪で十分なんです。
何かと問題続きの新生活ですが、それでも光と影が織りなすこの森の
木漏れ日の空間で気持ちが調和されていくようで救われる思いです。
人生にも光もあれば影もあるように、
出来る限り気持ちの調和をはかりながら 前に進んで行こうと思います。

















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