不気味な隣人2018/02/14

不気味な隣人

我が家の左隣の家、私たちが引っ越してきた当時、家主が亡くなってからは

空き家になっていて、子供が管理しているようなことを聞いていました。


夏場の時期、芝刈りに月に数回くらい来ていたでしょうか…

いつも同じような黒ずくめの出で立ちの男性の姿を見かけていました。


なんとな〜く、とっつきにくい感じのその隣人、挨拶する隙も与えないような...

なんか感じ悪りぃ〜で、こんな人が隣人になったらやだなぁ〜と思っていました。


このコミュティーに住むのには年齢制限があり、夫婦だとどちらか片方が55歳

以上になっていることが条件になっています。 なので、売りに出さずいずれは

自分が住むつもりなのかしらん…と想像していました。


今年の一月半ば過ぎ頃だったか、気がつくと夜に家の中の明かりに気が付き、

その時は、泊まり込みで家の掃除をしているのかな〜くらいに思っていました。


ある時、オータムの散歩の帰り道にちょうどその隣人の家のあたりにさしかかっ

た時、後ろから自転車に乗った人が来るので避けると、なんとその家に入って

行ったではありませんか。普通ならですよ、私が隣人だってこと知ってるわけで、

ましてや普通のアメリカ人なら”ハロー”と言って声をかけるはずなんですが、

根っから無愛想なんでしょうか、ひっ、ひっ一言もありませんでした。


それからです。どうも住んでいるような様子があり...それはそれでいいのですが、

なんだかですね…まるで身を潜めるように居る感じが不気味でなりません。


例えば、この車社会のアメリカで車が駐車場にないんです。

以前、芝刈りに来てた頃はちゃんと車を駐車場に停めていました。

アメリカで自転車だけで生活して居るとは考えにくいと思います。


しかも裏庭に潜めるように自転車を置いています。もちろん覗き見しているわけ

でありませんが、自分のヤードをオータムと歩いたり整理したりで、この時期は

木々も裸で隣近所がよく見えてしまいます。 自転車が置いてあるってことは、

家の中に居るわけで、しかし一度も姿を見たことなくひっそりとしていて、

夜になると明かりがついていますので、そこに居るのは間違いないのです。


しかもです、生活して居るのならゴミが溜まるはずですが、ゴミの日にゴミ箱を

出して居るのを見たことありません。 生活感が伝わってこないその不気味さ...

真隣りに潜んでいるだけに怖い気もしてしまいます。


そう言えば、随分と前から、煙突から煙が出て居ることがありました。相棒に

誰も住んでないのに何故だろ〜と言うと、全く隣人に興味も干渉もしない相棒は

騒音じゃない限り気にもとめません。前住んでいた所で、すぐ側のレストラン

から10時過ぎても聞こえて来る音楽に過剰反応して警察に電話して苦情を言っ

たくらいです。なので、静かな分は何も気にしない相棒で、眼に余るようなこと

がない限り話題にしても相手されませんのでそれ以上話しません。


もしかしたら、

私が気がつかなかっただけで前も時たま来て泊まっていたのかもしれません。

別に自分の家なのだから大きなお世話ですが、兎にも角にも、灯りだけでそれ

以外は何も生活の気配がなく一日中家の中で何してるの〜って気味悪いんですわ!


なぞナゾ謎の不気味な隣人……………

一体、その不気味な隣人は家の中で何をして居るのでしょうか!


干渉したくもないのですが、何しろ不気味な空気を漂わせて居るその隣人の

正体が謎で、真隣りに住む私は不気味で仕方ありません!