リメンバー愛とネットに国境はない ― 2016/06/03
アメリカのメモリアルデーで、戦没犠牲者を弔う心は大切なことだと思います。
しかし、普通に自国に誇りを持つアメリカ人たちがどれだけの真実を知った上で
愛国心を掲げているのだろうっかって、身近で率直に感じることがありました。
私の英語クラスでは毎年この時期になるとメモリアルデーについての授業があり、
今年担当の全く嫌味のないスーザン先生は、熱心に授業を進めていきました。
テキストの中には、Wreaths are set afloat at Pearl Harbor, near the site of
the battleship “Arizona"という内容だけで、日本軍が不意打ちでアメリカの
戦艦を何隻も攻撃撃沈させたことは書かれていませんでしたが、先生はそれに
加えて具体的に地図を示しながら、1941年12月にここで何があったかと
投げかけ、それに即座に答えたのは日本人の私でした。そして先生は熱心に、
日本が真珠湾攻撃したことによってアメリカが第二次世界大戦へと参戦していっ
たって話をするもんで、やっぱり日本人代表としてはここで引くワケにいかず
『先生!パールハーバーでの真実を知ってますか?あれは日本の奇襲ではなく、
ルーズベルト大統領が参戦する理由を作るための自作自演の陰謀でアメリカ国は
兵士たちを見殺しにして国民にも大嘘をついたことをどこまで知っていますか?』
って言いたかったのですが、残念ながら奇襲・自作自演・陰謀などの英語が
わからず、結局は『パールハーバーの真実の話とその時の大統領の大嘘を知って
いますか?』ってなことを言ってみると、先生きょとんとしただけでした。
私の英語力では到底話にも議論にもなりませんが、先生を含めてこの真実を
知らない多くのアメリカ国民も自国に騙されたまんまだってことを身近かで
実感した今年のメモリアルデーでもありました。
今やネット上で世界中のどんなことでも知ることが出来ますが、
色んな情報が錯綜するので何を信じていいのやらで混乱するのも事実です。
しかし、自分の求めるもの納得出来ることに根ざし根気よく求めていけば
自分の周りにはそういう情報や人たちが自然と巡ってくるもんだと思っています。
心から尊敬崇拝出来る人にネットで巡り合うことが出来きた、
南米ウルグアイの元大統領のホセ・ムヒカさんって、すっごい人ですね。
「政治にお金は必要ないんです」みんなの幸福のための“闘争”それが、政治だよ。
政治と金。これを完全に分離して考えられなければ、世の中はひとつとして良くはなっていかない。お金に関心があるならば、産業や通商に精を出したほうが、よっぽど健全さ。
でも政治だけは違う。みんなの幸福のための闘争なんだよ」
武力を使わない幸福のための闘争だなんて、心が洗われていくようであります。

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