夫に別れを告げられて…思い知らされたこと ― 2018/12/18
夫の相棒が私に、
「もうあなたを愛していない」と言って、私から去ろうとするではありませんか…
10年近くも夫婦をしていますと、我が家でもご多分にもれず、
馴れ合い夫婦の惰性の日々に流されてしまっていると思います。
人ってどうしても新鮮なものを好みますので、それが欠けていく自然現象なの
でしょうか、夫婦関係においても長くやっていますと、目につくってとこって
言ったら、相手の欠点ばかりに捉われがちになっています。
なので夫婦とは言え、いい関係を保つためにはやはり、親しき仲にも礼儀ありを
最低限でも心がける必要性を実感しました。
そんな危機感を伴った夫婦関係への私への警告だったのかも知れません。
それは、男女、夫婦間にありがちなちょっと前の出来事でした。
朝方と言っても、目が覚めたのは朝の9時を回っていたと思います。
その数分前に、なんともリアルな悪夢を見ていました。
夫の相棒が唐突に、
「もう愛していない」と言って、私から去ろうとするではありませんか。
夢の中の相棒は私に、実は好きな人ができた。
どこで知り合ったのと問うと、
出会いは、歯医者さんの待合室で偶然に一緒になった人だと言います。
お互いの間で何か引き合うものがあって、互いに一目惚れしたと言います。
そして、次の場面では、
手を繋いで寄り添った二人が、共に笑顔で私に顔を向けながら穏やかに
静かに去って行くところでした。 とてもチャーミングな印象の女性でした。
その突然の予測もしない取り返しもつかない事のありさまに落胆悲嘆して
一人残されてパニクるように号泣するばかりの私でした。
その非常事態をどうにも消化できない私は、誰かに助けを求めるように電話を
して告げました。 アメリカに住むその日本人の彼女は、その突然の私の様子に
戸惑い動揺するばかりで掛ける言葉もない感じでした。
この毒感を吐き出したく、次に電話を試みようとしたのは、なんと12年以上も
縁が切れて会っていないある女性を思い浮かべたのでした。
その時でした。
相棒に起こされて、なんともこのリアルで衝撃的な悪夢の苦しみから解放された
のでした。
この鮮明な悪夢が現実でない事で、心からホッとしたと同時に、目の前にいる
相棒に抱きつくと、 私それともオータムの何か悪い夢でも見たの?と聞くので、
うぅ〜ん、どっちでもない、怖い夢見ただけと言って、I love you!で、
今ある現実に感謝するように更に強くハグして噛みしめました。
それから、私の中で小さな変化が現れてきました。
この悪夢は、夫婦生活での馴れ合の果てにケア精神を怠っている事への
私への警告なんだと解釈しました。
延々と続くような単調な習慣化されたことに目を向けました。
眠りの浅い神経質な相棒を避けて、私は時たまリビングのカウチをベッドにして
オータムと寝る事の安らぎ感を優先しがちでした。3、4日と続くこともザラで、
よっぽどの理由がない限りは、嫌なものを避けて安易な方に傾かず、苦楽共に
できる限り寄り添って寝るのが自然な夫婦の在り方なんだと思うようにしました。
妙な夫婦間の馴れ合いで、知らず知らずと溝が深まってしまっていることが
あるかもしれません。
私が夜バイトしているので、夫婦のスレ違いも多く、夫は元気で留守がいい的な
解放感を得ているようなところもありました。
確かにそれは事実なんですが...その実態感に身を任せて面白くない気分を改めず
過ごすより、こうして一緒に居られる事に感謝してより良い関係に努めることが
長年連れ添っている夫婦間にこそ必要なんだと思うようにしました。
同じ食住を共有するのですから、より良い安息の場にしていくには、
相手に求める前に、まず私自身が惰性的な生き方に収まらず精神的にいつも
張り合いを失わないことですね。
それには、人それぞれの感性や価値観があるので、それに沿って自分なりに
正しく解釈して深めていき、それらを如何に自分の人生観に反映して豊かに
していけるかってことでしょうか。
消滅してしまう夫婦間のドキドキ感にかわる、メリハリ感は心がけ次第では
そう難しくなく作っていけると思います。
それは、お互い尊重し合う気持ちをいつも心がけて忘れないってことですね。
大学構内の本屋さんでの相棒のパートが、新学期をすぎて暇になってしまい
週1、2日の仕事になっていてしまいました。
これではあてにならないので、早速新しいパートを求めて活動する相棒です。
違う地域での図書館でのパートに応募して、あと1週間の返事待中です。
それって当たり前じゃんって思ったらそれまでで、幾つになっても前向きに
挑む相棒をたくましく感じたいと思います。
今回のこのリアルな悪夢で、思い知った私でした。
正直で誠実な日本人的な一面の心のある繊細な相棒です。 逆にこれがアメリカ
社会ではアピール下手な目立たない人になっていると思いますが、 これが私に
とっても最も大切な人としての最良のポイントなので、少々の欠点など○ですね。
あの悪夢の中の私を振り返れば、どんなに私にとって大切であるかを証明した
ような相棒の存在です。
それを再確認出来て、この警告を真摯に受け止めて改めて行こうと思います。

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