独断の出産のススメ!”女性よ大志を抱け”2013/06/05

少子化と高齢化の背景には、人々の価値観の変化、医療技術の進歩などが主な理由になっていると言われて久しいく、私の年代と友人たちでさえ未婚の女性が多いのと結婚しても離婚率が実に高い。私でさえ三度も結婚しておきながら子供を一人も作らなかった。26歳で普通に結婚したもののそのあとの出産、子育てを飛ばしてしまった。アルバイトの経験しかなかった私は何故か結婚後に就職への道を選んだ。両親からも何度も促されていたが人ごとのように頭から子供を作ることなど考えていなかった。 最初の結婚で30代後半になった頃、女性として子供を作るか作らないかで最終自己確認で自問自答した。結果的にその後も作らない生き方を選んだのだった。一度も子供が居ないことで寂しいと思ったことも後悔したこともなかった私がアメリカで生活するようになって考え方感じ方に変化が表れてきたのだった。

渡米してから最初の大きなイベントはサンドイッチの長男とその新妻ですべて段取りて進行していったCape Cod(ケープコット)での結婚式だった。異国の地で世界で共通する家族という図式を客観的に捉え私自身の意識の変革を見た興味深いものになった。
メインの席にサンドイッチと前の奥さんが並んで座った。列席の取り決めでサンドイッチが事前に私を気遣いながら説明してくれていて、それは当然のことだと納得してしまうことだった。私はサンドイッチのすぐ後ろに座り親子、家族の絆の深さなどについて改めて感じながら考え始めた時でもあった。
1列目に両親、お婆ちゃん、サンドイッチのお兄さん夫婦で、2列目に私とサンドイッチの伯父さん二人と奥さん一人、三列目に元奥さんの妹とその娘だった。サンドイッチが最後まで私を気にしてか、なんで元夫のお兄さん夫婦が1列目に居て自分の妹が3列目なのかと 元奥さんが不満を言っていたと私に言うのだった。もし前の奥さんも再婚していたなら、別の図式で結婚式が行われてたのだろうなと考えたりしていた。
結婚式やお葬式でなにかしら不満を言う人はどこにでもいるよね。余談だが、伊丹十三の”お葬式”はそれぞれの人間模様が実によく表現された傑作品だ。 

牧師さんの変わりに長男エリックの親友が真ん中に立ち式を進行していくほのぼのとリラックスした挙式だった。

フランス人の前の奥さんの妹とその娘はパリからやってきていて、社交辞令でニコニコと互いに挨拶したり、私も前の奥さんにおめでとうとハグしたり、やはり特別な日にはそれに相応しく時間が流れていく。
挙式の後の思い出の記念集合写真は最初私は予定されていなかった。子供たちにとっては離婚しても大切な両親であって両親だけの写真を撮ったりしていた。サンドイッチのママが”私”も一緒にって言ったてくれたらしく最後の一枚の集合記念写真に入ったのだった。 子供たちにとっては離婚してようが永遠の両親になる。この事実はDNAで引き継がれていく。 彼等が捉える彼等の家族構成に私の位置づけがないのをこの時に悟り同時に何か大きな忘れ物して生きてきてしまったような自分の意識の未熟さに目が覚めていく感じだった。事実その通りだと思った。彼等にとって私はアメリカでサンドイッチの一部分であるだけなのだ。
NYに住むお兄さんと奥さん

彼等は共に40歳で結婚して今21歳の娘が一人いる。

結婚式が終わってから帰り際に、サンドイッチのお兄さんの奥さんが私に”good job”と言ってきた。私の解釈では彼女は”あなたはよく辛抱したね”みたいなことを言いたかったんだと思う。あまりおしゃべりな人ではない彼女は一部始終を見ていて彼女なりに私の気持ちを察してかけた言葉だったのだろと思っている。

2008年10月のサンドイッチとママ

アメリカではサンドイッチとママの存在だけが私を支えてくれている。 サンドイッチのママはいつも私を気遣ってくれる心優しい人だ。私にとってもMamはアメリカで大切な大切な人だ。

ま、今更、再々婚して今更、アメリカへ移住した私であって今更を踏まえた上で楽しみながら生きていくしかないわけだ。 もし私が一人になった場合、アメリカで生きていけるだろうかとこれも今更ながら考えることがあるのも事実だ。それは経済的問題、言葉の問題、天涯孤独とすべてが困難である。誰にも迷惑をかけられない私はその時に再び人生の選択が強いられる。とりあえず今は考えないようにしている。

2013年3月のサンドイッチと二男ジェレミー

ジェレミーはパパが大好き、会うとジェレミーの学校での話しが止らない。

今更ながらそんな訳で、やっと子供の絶対的な存在の尊さに気が付いたのだった。子供と縁が切れることは滅多な理由がない限りないことだと思う。身近なサンドイッチのママと、息子たちのステキな親子関係を通して親子関係ってまんざらじゃないんだなって悟ったのだった。 やがて親を超えた子供たちは親に優しく向き合えるようになるんだと思う。 こんな生き方してきた私が言うのもおかしいのだけど私は今こそ言いたい”女性よ大志を抱け”

是非出産のチャンスを持ってもらいたいと思っている。

2008年10月のブーちゃんとジャズ親子

この小さなボストンテリアのブーちゃんはジャズの実のお母さん。

三ヶ月間もの間、ジャズを預かってくれたホームブリーダー、

ペットショップ グッド・ディレクションさん

その節は本当にお世話になりました!

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