ライダーinアメリカ ― 2019/07/31
夏に向けて気候が良くなると、アメリカでもよく見かけるライダーたちです。
バイクを楽しむのに年齢は関係なく、日本でも50代過ぎのバイク愛好家を
普通によく見かけますが、同じく若い人達のライダーも多いんではないでしょうか。
(もしかして、車離れも多いと聞くからバイク離れもしてるのかな?)
ま~あくまでも私の狭~ぃ生活圏における範囲での私の印象に過ぎませんが、
アメリカに住んで私が見る限り、日本に比べてはるかに若い人たちよりも
50代以上の中年族ライダーの方が多いような気がします。
しかも、
大型バイクに共に体格がよいカップルの相乗りやら、集団で連ねて走るその迫力たるもの、
いや〜日本とは一味違うようなアメリカらしい夏の風景のひとつかもしれませんね。
ある日、私が働くレストランの裏に停めてあったハーレーで、やはり目がいきます。
いつもは早番で仕事をしている50代前半くらいの調理人のものでした。
アメリカでも日本でも愛好家の所有したい憧れのハーレーだと思います。
バイクと一体なって走る爽快さと開放的な気分を満喫できるバイク乗りなんですが、
ひとたびバイクにまたがって言えることは、常に危険と隣り合わせって事ですね。
単調な高速道路では特に全神経を集中させて走行しないと、かなり危険であります。
昔~私は250CCのオフロードに乗っていました。高速で100キロ近くになると
風でハンドルがぶれたりの恐怖を感じながら運転に全集中していますので、
長距離ツーリングの後の体力的な消耗はかなりなもんでした。
20代半ばから通勤もバイク、休日には林道、ツーリングなどを楽しんでいましたが、
30代半ばになった頃にまわりの知り合いの事故が続いたり、丁度そんな時期に
海外へと興味が移行していき、自然とバイクから離れて行きました。
遠い昔〜の話ですが一応ライダーだった私なので、
今でもライダーたちの姿に普通よりか反応するのかもしれません。
そんなライダーを多く見るようになった今年の夏の始り、訃報に接しました。
1ヶ月前くらいになりますが、ニューヨークから帰ってきたその日のこと、
コミュニティーからのメールで、私たちが住むコミュニティーのプレジデントご夫妻が
ニューハンプシャー旅行中にバイク事故で亡くなったことを知りました。
恐らく70歳前くらいのご夫婦だったでしょうか、それ以上の詳細は知りません。
私たちがNYCへ行く前のいつものオータムとの散歩時に、ちょうど、庭に出ていた
ご夫妻と通りすがりに軽く挨拶をしたのが最後となりました。
プレジデントだった奥さんの車が今もドライブウェイに置いてあります。
通る度に、今でもなんともやりきれない気持に見舞われます。
バイク事故は体が剥き出しなので、致死率も当然高くなります。
高齢になれば何かの時のコントロール能力も衰えているので、事故につながる危険性も
高まると思います。ま、これは高齢者の車運転でも言われていることですが、
やっぱりバイクの操作能力はその比でないくらいで、高齢者にとってはなおのこと
危険な乗り物になるんではないでしょうか。
私の住むコミュニティ内でも、かなりの年齢の女性が時たま大型バイクで
サークル内をグルグルと何周も慣らしで乗っていたり、隣に住む70代前半の住人も
決して手放さないと言うくらいのバイク好きで、頻繁ではありませんが
時たまエンジンをかけて近場を乗っているようです。
ライダーの皆さん、くれぐれも無理をせず気をつけて楽しんでください。
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