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容赦ないアメリカの職場を実感2018/06/15

容赦ないアメリカの職場を実感


日本とは大違いで、性別、年齢、外見で判断しない、その人の実力だけを見て

採用する、馴れ合いは通用せず役に立たなければ、代わりが見つかり次第その日

にでもクビになることもあったりで、非常に情け容赦ない厳しいアメリカ社会で

ある事を、私が働くレストランでさえも実感しています。



 私が働くレストランの皿洗いは、少し前まで6人でのシフト体制でした。

私の先輩になる真面目な高校生マットは、一人のピザマンが辞めた後にピザ

担当になり、マットの埋め合わせに、新人ジェイソンが入って一ヶ月ほど経ち、

その後、バスボーイのダンのお兄さんニックがやってきました。以前働いていた

ことあったそうで、人懐っこい彼は、Hi,◯◯◯、といつも声をかけてきます。


そして、2週間前にまた一人ジェイクが入り、彼も以前ここで働いていたそうで、

今年4年制大学を卒業して、この夏だけ働くそうです。このジェイクがいい感じ、

気が回る、仕事も手際よく、性格も良さそうで、もしもし私が同年代で独身

だったら、もしかしたら、好きになるタイプかも〜って、思ってしまいました。


やはり、皿洗いの仕事は、一時的なもので入れ替わりが激しいようで、ある程度

落ち着く人材を得るまで、声をかけられる人で繫いでいくって感じでしょうか。


私にフィリピンガールズ二人、高校生のコナン、ジェイソン、ニック、ジェイク、

ピザに回ったマットがたまに皿洗いに入りますので、8人のシフト体制です。


一時期、たまに皿洗いに入っていた一番話しやすいスティーブは再び調理人助手

に落ち着いています。


そうそう、20歳のマークレスターに似ているコリンはフィリピンガールズが

入る前あたりにとっくに辞めました。 彼の最初の印象は出来る子だと思って

いたのですが、その後、ちょっと情緒不安定気味でムラっ気があるのに気がつき

ました。調理人助手にトライしていたのですが、どうも使えないと判断された

のか、再び皿洗いに回って、それからすぐに姿を見なくなりました。


3週間前くらいにフィリピンガールズのグロルヴィが週三日から週二日だけの

勤務に減らされました。そして、もう一人のマリア、先週の金曜日にいつもの

ようにやって来た彼女は、調理器具類の洗いについて仕事を始めていました。

その後すぐにキッチンマネージャーと何やら話をしていて、勤務曜日の打ち合わ

せだと思ってた私でした。それから気がつくと彼女の姿が見えないので、男の子

たちに聞くと、彼女は土曜日と水曜日の二日だけになったので、今日は帰ったと、

あっさり言うではないですか、、、

次の日のマリアの出勤の日、仕事が終わって少し話をしました。


仕事がもっと必要なら、例えば外国人が多く就いているハウスキーパーなどの

仕事を探してみるといいんじゃない、ここで働く人たちも2つ掛け持ちで仕事

している人も多いようだから、あなたもここで週二日をキープして他の仕事を

掛け持ちでやる方法もあるよと言うと、探してみると言っていました。


日本人の私が思うに、彼女たちは一生懸命仕事をしていて、その点では全く

問題はありません。 忙しいペースでもテキパキと手際よくこなしていかないと、

バスボーイ、ウエイトレスや調理人の仕事にも影響してしまいます。

ただ一生懸命しているだけでは仕事を段取りよく進めていくのとやはり違って、

忙しいときなど一緒に仕事をしていて歯がゆさを感じていましたので、若干その

力に劣る二人かなとは思っていました。日本では人間的に問題もなく仕事の姿勢

が真面目であれば、少々仕事が遅くても、多分こんな理由で仕事を減らされたり

クビになったりすることは普通ではあまりないと思います。


恐らく、キッチンマネージャーと私が見ているところは同じだと思います。


今、偉そうなこと言ってる私ですが、私だって衰えてきて効率良く仕事がこなせ

なくなったら、きっと容赦無く日数を減らされて、いい人材が入ればクビの対象

になっていくっ、明日は我が身のアメリカ社会を実感しています。


ずーっとフルタイムで仕事をしていた紅一点の調理人パティは、 最近パート

タイマーになって、他のレストラントと掛け持ちでやっているそうです。

なので、必要とされる人はそれでもクビにはならないようです。


70歳過ぎたウエイトレスさんたちは、実力があるから今も継続できているんだ


と思います。そして、8年勤務のテイクアウト担当の親近感のある60歳になる

イヴァは、先月のメモリアルデーの大忙しさで膝の痛みがピークに達していて

歯を食いしばるように堪えて仕事をしていましたが、本当に辛そうでした。

片付けでコンテナに水と氷を入れて捨てるのですが、私に手伝って欲しいと

言うくらいでかなり限界だったようです。休み明けに彼女の姿を見ないので

心配になって聞いて見ると、なんと用手術で復帰が9月になるそうです。

庶民的でホッとするような、なんだかユニークな彼女ですので、

9月に元気に復帰してくる彼女をみんなで待っています。


なので、アメリカでは年食ってようが、少々個性が強かろうが、ちゃんと役割を

果たして仕事をしていれば、長期休もうが仕事を掛け持ちしようがそれが理由で

クビの対象にはならないようです。


例えば、ちょっと奇妙なウエイターが居て、、

キッチンに入って来ると歌っているつもりなのか、奇声をあげるウエイターが

居るのですが、 先日、なんとポリスマンのコスチュームを着て仕事をしている

ではありませんか。 個人的にこれは面白いと思って、あなたのアイデアなのか

どうか聞きたかったのですが、昼間のシフトで引けてしまいそのタイミングを

逃してしまいました。彼とは全然話したことも名前も知らず、全く私のことは

眼中に無いような彼であります。 その彼がオフの日にチェックを取りに来た

時の事でした。 ”私はホモセクシュアル〜、私の人生はホモセクシュアル〜”

な〜んて、歌ってキッチン内をすり抜けていくではありませんか!

その時、私の側に居た調理人のデビットが、彼はゲイだよ〜って言ってました。

妙な奇声をキッチン内だけであげる彼ですが、客室では別人のように

真面目にウエイターの仕事をこなしているようです。

なので、彼の場合もきっと問題の対象にはならないようです。


そんなアメリカ社会で、10代20代と一緒に肩を並べて働く今の私はマジで、

すっごいと自ら感心していますが、今後どれだけその体力が持続出来るやら、、


人それぞれの人生で、 人工関節手術をしても仕事を続けなければならない

イヴァのように、私も体が動きクビにならない限り前向きにやってまいります。



コメント

_ あーる ― 2018/06/18 22:15

厳しいですね、日本もそうなってきているみたいですよ。
企業は即戦力が欲しいわけで、人を育てるっていう意識はどんどん薄れているみたい。私の子供の頃は「人並み」であったら良いという部分がありましたが、今は「人並み」では雇ってもらえないようになってきてるのかな。人並みの仕事は機械やコンピューターがやってくれるからですかね。。。厳しいですね。
健康と怪我には十分気を付けて、ですね。

_ Riceball ― 2018/06/19 03:16

そうなんですか、
何れにしても健康は基本中の基本ですね。
しかしです、私またもちょっとした油断で、今度は右側の肋骨を痛めてしまいました。程度は前ほどではないと思いますが、自分のドジさ加減に本当に気おつけなくっちゃ!

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