もう一度抱きしめたい ― 2013/05/10
サンドイッチとジャズ
いろいろな人たちに愛されたGood boyだった。
そしてジャズが特別に思いを寄せる人たちが三人いた。
彼等の名前を耳にすると直ぐさまに反応して右往左往しはじめるので、うっかり口に出せなかった。
Mr,Jはジャズのパパにあたる人だ。
いとこのまりちゃんは赤ん坊を子守するようによく抱いてくれていた。
そして3年半暮らした私の夫のサンドイッチだった。
おにぎりとジャズ
あと4年くらいは一緒に居てくれるもんだと勝手に思い込んでいてた。前に飼っていた16歳の犬の老後を介護したようにジャズも介護して最期も普通に見取り亡骸を抱きしめるものだと思っていた。しかしジャズは、私が日本へ帰国したその日にタイムスリップしたように 私達の人生から突然に消えてしまった。
灰になってしまったジャズの木箱を抱きしめて抱きしめて... 胸の中でもう一度抱きしめたい。
ジャズの亡骸を抱いてくれたのはサンドイッチだった。






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